上手な整理・収納実例集&大掃除のポイント

インゾーネの家、M+のオーナーさんの暮らしの中から、真似したくなる整理・収納のヒントをアフターメンテナンススタッフがご紹介。年末お片づけのタイミングで、もの・収納を見直してみると、すっきりと新しい年をスタートできそうです。お掃除のポイントもあわせて綴ります。

クローゼット:美しく機能的、色別収納

服が色ごとに整理されたクローゼットは、まるでアパレルショップのディスプレイのよう。
見させてもらった瞬間、「きれい!」と思わず声が出ました。引き出しの中のアイテムも色別に収納されていました。

スタッフが自宅で真似してみた結果

☆ 服のチェック・整理ができた

☆ 手持ちの服の色の偏りがわかり、次に買うときの参考になる

☆ 手持ちの服をつねに把握できる

☆ 戻すのが簡単

色ごとに並べておくと見た目の美しさに加え、服を選びやすかったり、お目当ての服がすぐに見つかったり。戻すときにも、同じ色のところに戻せば良いのでラク。収納はモノの定位置を決めることがポイントといわれますが、きちんと戻せるとクローゼット内をいつもきれいな状態にキープすることができますね。

キッチン:食器類を使用頻度・使う数で分類

いつの間にか食器収納の引き出しや棚がパンパン状態に…なんていうことはありませんか。

あるオーナーさんが取り入れていたのは、毎日使うもの、だいたい1週間に一度・1カ月に一度使うものと、使う頻度でしまう場所を分ける方法。さらに、食事のたび使うお皿は家族の人数分だけを「毎日使う場所」にしまうというアイデアに感心!複数あるお揃いのお皿も人数分以外は別収納とし、大皿やお客様用の器なども他の場所に。こうしたひと工夫で頻繁に使うものの出し入れがしやすくなり、結果、家事の時短にもつながりそうです。

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シューズクローゼット:靴の衣替え&すっきり収納

季節・目的に合わせて増えていく靴。家族分となると結構な量になりますね。整理上手さんの共通点は、服と同じように靴も衣替えしていることでした。

シーズンオフの靴をスケルトンのケースへ。これは取り入れやすいアイデアのひとつだと感じました。重ねて収納することができて、見た目がすっきり。中身もわかりやすく、ホコリなどもつかずにすみますね。

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シンデレラフィット

シンデレラの足にガラスの靴が美しくフィットしたように、“ぴったりはまる”状態のことを「シンデレラフィット」と呼び、ムダなくスペースを活用する収納法として話題のようです。オーナーさんの中には、このシンデレラフィットな収納を実践している方も。キッチンとユーティリティーのそばに設けた棚に、ファイルボックスがぴったりと収まっていました。

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【大掃除のポイント】家の中の3大汚れは「油」「ホコリ」「水垢」

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掃除の基本は「上から下に」「奥から玄関へ」

ホコリは上から下に落ちていきます。掃除は、天井、照明器具、カーテンレールなど高いところから始めて低いところへ、また、奥の部屋から玄関に向かって進めるのが基本です。2階建ての家は2階から1階へ。リネン類のあるユーティリティーや寝室は、とくにホコリがたまりやすい場所です。

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広範囲に及ぶ油煙。レンジフードをきれいに!

キッチンの汚れのもとは、調理時に飛び散る油や油煙など。汚れたままのレンジフードを使い続けていては、油煙を吸引しにくくなってしまいます。この油煙、実は意外と遠くまで運ばれているのです。とくにオープンスタイルのキッチンだと、キッチンのスペース内だけではなく周辺部のフローリングまでベタベタに…。その汚れの表面にホコリが付着してネバネバに…なんていうことにも。

レンジフードのお掃除は、内部のドラムもはずして洗いましょう。アルカリ性の洗剤を使用し、すすぎはお湯でしっかりと。アルカリ性洗剤はキッチン全体の油汚れに使えます。家の中のきれいのためにも、3カ月に一度はレンジフードをきれいにしたいですね。

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浴室掃除は汚れの種類に合わせて

お風呂でよく目にする、ピンク色をした汚れ。カビだと思われがちですが、正体は細菌(バクテリア)です。中性や弱アルカリ性の一般的な浴室用洗剤では菌を退治できないため、繰り返し発生します。専用の消毒液を使うと発生を抑えることができます。

蛇口などに白く残る水垢汚れのもとはカルキ。アルカリ性の汚れです。酸性のものを使い、スポンジなどでこすって汚れを落とします。酸性のものはサビを誘発することがあるため、汚れを落としたあと必ず十分に洗い流してから、水分を拭き取っておきましょう。鏡にウロコのようについた汚れもカルキ汚れです。鏡ガラス専用のもので磨くときれいに落とすことができます。できればいつもお風呂を使ったあと、ゴム製ワイパーで水切りをするか、乾いた布で水滴を拭き取っておくと、鏡の“ウロコ予防”になります。また、黒カビにカビ取り剤(塩素系漂白剤)を使うことがあると思いますが、必ず単独で使用してください(酸性タイプの洗剤・液などと混ざると有害なガスが発生して危険なため)。