現場担当が教える、リノベーションしやすいマンションの選び方

立地がよく、価格が手ごろという理由で、中古マンションが人気を集めています。札幌では、夫婦ふたりだと中央区、ファミリー層は子どもの学区でエリアを選定しているそう。今回は、マンションリノベーションM+の工事担当、上原がマンションの選び方をお伝えします。

工法をチェックしよう

マンションは、「ラーメン構造」と「壁式構造」のふたつがあります。構造により、間取りの変更が難しい場合もあるので、リフォームやリノベーションを考えている方は、物件概要を確認してみましょう。

ラーメン構造

・柱と梁を主体とした構造

・比較的大きな単位空間をとることができる

・室内に柱や梁の形が出ることがある

壁式構造

・壁や床の板状の面で空間をつくる構造

・あまり大きな単位空間をとれない

・室内に柱や梁の形は出ない

実は色々なところにある、共用部分

マンションには共用部分があります。エレベーターやエントランスなどはもちろんですが、窓や玄関ドア、バルコニーも共用部分となるのです。特にバルコニーは、避難経路になる場合もありますので、避難の妨げになる使用方法は消防法で認められていません。またパイプスペースなども移動できないので、リフォーム・リノベーションをする際は、気をつけなければいけません。

熱源は変えることができない

ストーブなど、器具を新しくすることは出来ますが、基本的に熱源を変更することはできません。ガスコンロをIHにするリフォームも、マンションの許可が必要で、マンション全体の電気容量によって判断されます。またエアコン用スリーブがない場合は、エアコンをつけることができませんので、ご注意ください。

マンション選びのコツ

リフォーム・リノベーションを前提でマンションを探す場合は、間取りよりも専有面積をみてください。大まかですが、1人暮らしなら50〜60m2、2人暮らしなら60〜70m2、3人以上なら70m2以上を目安に考えてみるとよいでしょう。

 

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